皮膚切除法 |
わきの下の有毛部の汗腺や皮脂腺、毛根を皮膚ごと切り取り、縫い合わせるという方法です。
大きな傷跡が残ることや、ひきつれを起こしたり、取り残しを発生してしまう可能性があり、現在では、ほとんど行われていません。
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吸引法(サクション法) |
わきの下の皮膚をしわに沿って数ミリ切開し、そこから吸引管で、皮下のエクリン腺やわきがの原因であるアポクリン腺を吸引する方法です。
切開は、数ミリなので、傷跡はほとんど残らず、手術は短時間ですむのですが、吸い出すだけでは、当然全てのアポクリン腺を取り除くことは不可能なため、完治率は低いです。
● 手術時間:30分前後
● 通院:必要なし
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超音波法 |
わきの下の皮膚をしわに沿って数ミリ切開し、そこから超音波の出る管で、エクリン汗腺やわきがの原因であるアポクリン汗腺、皮脂腺などを破砕しながら吸引する方法です。
この方法は、出血が少なく、皮膚の生着もはやいのですが、超音波による熱での火傷や、組織内水腫などの合併症の報告もあり、安全性に欠けます。また、全てのアポクリン腺を取り除くことは不可能なため、完治率は低いです。
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削除法・ローラーシェービング法(イナバ式) |
わきの下の皮膚をしわに沿って約2cm切開し、故稲葉博士が開発した「皮下組織削除器」で、皮膚の裏側のエクリン腺や、わきがの原因であるアポクリン腺、皮脂腺を削り取る方法。
この方法は、直接肉眼で、汗腺の残存を確認できないため、取り残しが出る可能性があります。
美容外科では、効率重視の場合によく使われる手法です。
● 手術時間:60分前後
● 通院:2回程度
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剪除法(直視下摘除法)(切開法) |
わきの下の皮膚をしわに沿って3〜4センチ切開し、そこから皮膚の裏側にある、わきがの原因アポクリン腺を医師が直接肉眼で確認しながら取り除く方法です。
この方法は、切開部分が大きいため、術後の傷痕が残ることと、経過が長いというデメリットがあります。しかし、医師が直接肉眼で確認できるため、完治率は高く、現在わきが治療において最も効果的な手法として多くの美容外科で施術されています。
● 手術時間:60分前後
● 通院:2〜5回
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ボトックス注射 |
ボツリヌス菌から作られたボトックスは、交感神経の働きを弱める作用がり、これを注射することで、筋肉が収縮して、エクリン汗腺やわきがの原因となるアポクリン汗腺が細くなるため、汗の分泌が抑えられます。
この方法によるわきが治療は、完治はしませんが、およそ6ヶ月間効果が持続します。
手術に抵抗がある方や、身体への負担を考える方には最適な治療法です。
ちなみに、汗を抑えるためのボトックス注入法は、ワキだけでなく、手のひらや足の裏、額、鼻の下などにも有効です。
● 施術時間:10分前後
● 通院:なし
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miraDry(ミラドライ) |
miraDry(ミラドライ)は、マイクロ波エネルギーを利用して、わきがの原因であるアポクリン腺と、多汗症の原因である、エクリン腺の機能を無くしていくことができる、汗腺をターゲットとした最先端医療機器です。
マイクロウェーブをわきに照射するだけで、わきがの原因であるアポクリン腺と、多汗症の原因である、エクリン腺の機能を無くしていくことができるため、傷跡が残ることが無く、術後少しの腫れは見られますがダウンタイムが手術と比較して圧倒的に短いです。
効果に関しては、1回の照射で70%〜80%以上の効果を実感できるとメーカーからの調査報告があります。1回で効果が得られなかった場合は、複数回の照射が必要となります。
● 施術時間:両脇60分前後
● 治療費(全国一律)1回:450,000円 ※1年保証有り / 350,000円 ※保証無し
詳しくは、ミラドライのトピックスページを御覧ください。
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