ラセック、ラーゼック(LASEK: Laser Epithelial Keratomileusis) |
LASEKは、角膜が薄くてLASIKが受けられない方や、強度近視の方、格闘技などの激しいスポーツをやっていて、フラップがはがれてしまう危険性がある方に適した視力矯正法です。
これは、アルコールを角膜上皮に浸し、浮かせた角膜上皮をフラップ状に剥がして、LASIKやPRK同様にレーザー照射して、屈折矯正をします。
LASIKと違い、マイクロケラトームを使用しないため、より薄いフラップを作ることができます。
- ● メリット
-
・ LASIKが受けられない、角膜の薄い方も矯正可能
・ PRKと同等の効果が得られ、PRKに比べて痛みが少ない
- ● デメリット
-
・ 視力回復に、LASIKよりも時間がかかる
・ LASIKよりも痛みがある
・ 両眼の同時手術ができないことがある
・ 角膜上皮混濁を生じる場合がある
・ アルコールで角膜を浸すことで将来的にリスクがあるかもしれないと言われている
・ 角膜をやわらかくするため、レーザー照射の精度が狂う可能性がある
- ● 治療の流れ
-
カウンセリング
カウンセリングを受け、充分に説明を受けます。
-
洗浄
眼内を洗浄します。
-
麻酔
点眼液で局所麻酔をします。 -
マーキング
角膜上皮に専用の器具で切開位置をマーキングします。
-
準備
アルコールで約30秒間浸して角膜上皮をやわらかくし浮かせます。
-
剥離
アルコールを流し、浮いた角膜上皮をフラップ状に剥離します。
-
治療
角膜実質層にエキシマレーザーを照射します。
-
洗浄
フラップ状に剥離した角膜上皮を元の位置に戻し、洗浄します。
-
治療後
やわらかくした角膜上皮は不安定なので、フラップを保護するためにソフトコンタクトレンズを装用します。
(角膜上皮が再生するまでの約1週間装用)
|
|
|
|