　　　　　ホワイトニング

はじめに・・・

　ここ数年間で、ホワイトニングへの関心が急速に高まってきました。それは、メイクやスキンケアなどの美容の一環として、肌だけでなく、歯の美しさも気にする人が増えたためです。
　彼女たちにとってホワイトニングは、エステや美容院へ通うような感覚になりつつあるのです。
　そして、最近では女性だけでなく男性もホワイトニングのために歯科医院へ通うといった現象も見られるようになってきました。というのは、営業マンや多くの人と会う仕事をしている男性にとって、行き届いた歯の手入れや、歯の美しさは、お客様や取引先の相手に好印象を与えるからです。
　定期的な歯のホワイトニングは、歯のクリーニングに行く様に、一般的になりつつあるため、料金も一昔前よりずっとリーズナブルになりました。

ホワイトニングとクリーニングの違いは？

クリーニング	ホワイトニング
器械で行います	（器械と）薬剤で行います
歯の表面の着色や汚れを取ります	歯の内部に染み込んでいる汚れを分解し取り除きます
歯そのものは白くなりません	歯の色そのものを白くすることができます

通常ホワイトニングを行う前には、歯のクリーニングで歯の表面についた汚れを除去します。
歯のクリーニングを定期的に行うことはとても重要ですが、歯の色そのものを白くしたいなら、ホワイトニングが適しています。

ホワイトニングの歴史

　歯のホワイトニングの起源は、およそ100年以上も前にさかのぼります。
　1877年、アメリカの歯科医チャッペルが、偶然にも使っていた薬剤で患者の歯が白くなったことを発見し、そこからホワイトニングの理論が生まれました。

歯の色レベルを確認してみよう

　「自分の歯の色は平均的な白さ？」
　「他の人と比べて黄ばんでいない？」
などと、鏡を見ながら、気になったことはありませんか？

実際にシェードガイドと呼ばれる歯の色見本を使って、測定してみると、日本人の平均的な白さであったり、それ以上に白い場合もありますが、平均的な歯の色よりも黄ばんでいることもあります。

日本人のシェード（歯の色）の平均は、上の色見本の8～10と言われています。（※ シェードガイドにより数値は異なります。）
上の色見本の1の白さになると、ご自身で明らかに白さを実感できますが、天然歯で1の白さの方はほとんどいないそうです。
特にホワイトニングをしたいと思われる方のシェードは、上の色見本で、8以上の方がほとんど。
現在の歯の色より白くしたい場合は、ホワイトニングによって、白くすることが可能で、通常、上の色見本で1～3程度の白さになると言われています。（※ 個人差はあります。）

ホワイトニングの原理

ホワイトニングの薬剤から発生する成分により、歯の中に染み込んでいる色素と汚れを分解し取り除くことで歯の色そのものを白くします。

Step.1		（1）　歯が変色した状態歯の内部の色素が多く、歯が黄色く見えています。 ※ ●は、色素です。
Step.2		（2）　ホワイトニング薬剤による色素の分解ホワイトニング薬剤を塗布すると、含有されている過酸化尿素が、徐々に歯の内部までしみ込んでいき、色素を分解します。 ※ ●は、ホワイトニング薬剤です。
Step.3		（3）　ホワイトニング後の白くなった歯ホワイトニングを続けることで、徐々に色素が減り、透明感のある白い歯になります。

市販のホワイトニングとの違い

　歯科医院で使われているホワイトニングの薬剤や器械は、高濃度かつ高出力で、ホワイトニング効果の非常に高いものです。
　そのため、それらを購入する際には、歯科医師免許の提示が義務付けられており、歯科医師しか購入し扱うことが出来ません。
　一方、市販されている歯のホワイトニング剤や器械は、一般の方でも取り扱うことができる程、低濃度で低出力なので効果も低いです。
　確実な効果と安全性を優先される方は、歯科医院でホワイトニングを行うことをおすすめします。

ホワイトニング法の種類と比較

　歯のホワイトニングの方法は、大きく分けて3つの方法があります。

　●　ホームホワイトニング　（ホームブリーチング）: 『歯科医院で患者様専用のマウストレーを作り、自宅で行うホワイトニング』
ホームホワイトニングは、歯を削ることなく無痛的に、変色歯を輝く白い歯に変える方法のことです。ホワイトニングジェルの成分から発生するフリーラジカル（活性酸素）により歯の中に染み込んでいる汚れを分解し取り除くことで歯の色そのものを白くすることができます。
　●　オフィスホワイトイング　（オフィスブリーチング）: 『全行程を歯科医院で行うホワイトニング』
オフィスホワイトニングは、薬の効果を早く引き出すために、媒体となる光を当てるのが特徴です。歯の表面をクリーニングし、薬剤をつけてLED、レーザー、プラズマ等の光を照射します。
　●　デュアルホワイトイング: 『ホームホワイトニングとオフィスホワイトニングを併用したホワイトニング』
デュアルホワイトニングは、1回で急激に歯を白くするオフィスホワイトニングの利点と、効果の持続性が高いホームホワイトニングの利点を生かしたホワイトニングです。

	ホームホワイトニング	オフィスホワイトニング	デュアルホワイトニング
白くなるまでの期間			1回で白くなる
効果の持続性			最も長期間
費用			最も高い
おススメ	効果の持続性を重視される方	即効性を重視される方	最高の白さを求める方
特徴	自宅で手軽にホワイトニング	忙しいビジネスマンに大人気のスピードホワイトニング	完璧な白さに近づける最も効果の高いホワイトニング

ホームホワイトニングの手順

歯科医院にて		歯科医師よりホワイトニングに関する注意事項などの説明を受けた後、お口の中の診査と適応症についての確認を受けます。
		歯科医師または、歯科衛生士により、前処置としての機械的歯面清掃が行われます。
		歯の色の診査を行います。
		患者様の印象採得（歯型をとること）を行います。この印象を用いてホワイトニングジェルを歯の面に保持するための、患者様専用のマウストレーを作製してもらいます。
ご自宅にて		ご自宅にて、ホワイトニングジェルをマウストレーに流し込み、歯に装着します。
ご自宅にて		装着時間や使用日数はホワイトニングジェルによっても異なりますので、歯科医師の指示に従います。マウストレーは使用後洗浄し、清潔に保管します。

ホワイトニングの効果

ホワイトニングの効果には個人差があります。しかし、処置前よりは白く輝く歯になります。
カフェインやタバコなど着色の原因になるものを日常的に摂取している場合は、再度ホワイトニングが必要になるので日常生活で気をつけることが大切ですね。

ホワイトニングのビフォーアフター写真と体験談を見てみよう！　　

ホワイトニングの治療費について

　治療費.comでは、ホームホワイトニング、オフィスホワイトニング、ホーム＆オフィスホワイトニングの「上下犬歯～犬歯まで計12本」を治療した場合の治療費を掲載しております。
　歯科医院によって、ホームホワイトニングであれば、上顎、下顎の単位、オフィスホワイトニングであれば、1本単位での料金設定をしているところもありますので、詳細については各医院に直接お尋ねください。

ホワイトニングの注意事項

妊娠中・授乳中の方は施術できません。
神経のない歯やかぶせ物にはホワイトニング効果が期待できません。
歯の表側に装置を付けた唇側矯正中の方は施術できません。
虫歯がある場合は虫歯の治療を終えてからの施術となります。
歯の汚れや歯石が多い方は、歯のクリーニングで歯石除去をしてからの施術となります。
ホワイトニング中、まれに薬剤が洋服に付着することもあるので、汚れても良い服装で行きましょう。
ホワイトニング後、まれに知覚過敏（歯がしみるような症状）が起こる場合があります。また、舌・唇・歯肉に腫れや違和感が出る場合があり、通常は数日でそれらの症状は無くなりますが、心配でしたらホワイトニングを行った歯科医院へ相談しましょう。

どこでホワイトニング治療ができるの？

全国のホームホワイトニング（ホームブリーチング）治療を行っている歯科医院を検索しよう！　　

全国のオフィスホワイトニング（オフィスブリーチング）治療を行っている歯科医院を検索しよう！　　

全国のホーム＆オフィスホワイトニング（ホーム＆オフィスブリーチング）治療を行っている歯科医院を検索しよう！　　

｜医療関係者様｜医院登録｜登録内容修正・削除｜広告掲載｜企業情報｜利用案内｜お問合せ｜