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自費治療と保険治療の違い

 歯科治療において「最良の選択をしたい!」と思いませんか?

金歯 ゴールドクラウン ゴールド冠  虫歯などで、歯を大きく削ってしまった場合、クラウン(冠)と言う、いわゆる「かぶせ物」を入れなければなりません。
 そこで、かぶせ物を何にするか???非常に迷うところだと思います。
 「保険治療しか考えていない!」という方、「保険、自費関係無しで、本当に良い物を入れたい!」、「安いほうを入れたい!」など様々な選択肢があると思います。
 今回、当トピックスをご覧頂き、保険で入れることができる金属のかぶせ物と、保険では入れることができない自費の金属のかぶせ物の違いを正しく理解して頂くことで、歯のかぶせ物を選択する時の一つの判断基準としてお役立て頂ければと思います。 

 比較表

保険治療で入れることが出来る金属冠(金属のかぶせ物)と、保険不適応のため、自費治療でしか入れることが出来ない金属冠を比較しました。

比較項目 自費の金属冠 保険の金属冠
名称 18金ゴールドクラウン
いわゆる「金歯」
12%金銀パラジウム合金クラウン
いわゆる「銀歯」
金歯 銀歯
ゴールド(金)の含有率
その他の含有物 パラジウム、銅、銀など
金以外の合金が17%含有されている。
パラジウム20%、銅20%、銀46%など
金以外の合金が88%含有されている。
安全性 25%は、アレルギーがあると疑われる合金が含有されている。 88%は、アレルギーがあると疑われる合金が含有されている。
料金 保険不適応のため自費となるため、各歯科医院毎に
料金が異なります。一般的には40,000〜80,000円前後
保険適応のため、約3,000円程度
補償期間 各歯科医院毎に補償内容は異なります。
一般的には5年程度を補償期間としているところが多いです。
2年と規定されています。
適合・精度 金属の収縮率が少ないため、精度が高く適合が良い 金属の収縮率が大きいため、精度が低く適合が悪い
審美性 劣化が少なく変色しない 年数と共に劣化し黒ずんでくる


 金属冠(金属のかぶせ物)のまとめ

オールセラミッククラウン  日本の健康保険制度のもとでは、国の予算の関係上、低レベルな材料を用いた歯科治療をしなければならないのが現状です。
 しかしながら、健康保険を使わない自費治療であれば、保険制度の厳しい制限を受けることなく、最良の治療をすることができます。
 とはいえ、日本は皆保険制度のため、保険治療で治すということが当たり前になっており、自費治療がどういうものかを知る機会さえ与えられない現状です。
 健康保険内でできる治療は、機能回復のみに重点を置いているため、上記の比較表の通り、88%以上がアレルギーがあるかもしれないと言われている材料を使っているかぶせ物や、見た目の美しさに配慮していないかぶせ物を入れなければなりません。
 今後の長い人生を考える、ぜひ、歯に対しても十分な知識と配慮を持って頂ければと思います。

 さらに、金属のかぶせ物は金属アレルギーの方には入れることが出来ません。そして、例え自費のゴールドクラウンであっても、25%は、アレルギーがあると疑われる合金が含有されています。
 さらに体に安心な物をとお考えの方は、見た目にも美しく体にも安心な「オールセラミッククラウン」や「ジルコニアセラミッククラウン」という白い歯(白いかぶせ物)の選択肢があります。
   今後、歯医者さんで歯のかぶせ物を入れることになったら、最良の選択ができます様、適切な情報のもと熟考してみてください。


 体験談

自費の金冠(ゴールドクラウン)                    自費の白い冠(オールセラミッククラウン)
オールセラミッククラウン ビフォーアフター 写真
 ある日、歯がひどく痛んだので歯医者に行ったところ、虫歯のために大きく歯を削り、かぶせ物を入れることになりました。
 歯医者さんには、「奥歯なので、保険の冠よりも、適度な弾力性がある金冠(ゴールドクラウン)が良いと思うけれど、6万円もするので、一度よく考えてみて。」と言われました。
 まだ23歳だった私の頭に、「自費」という概念は無く、しかしながら信頼できる先生が本当に良いと思った治療を薦めてくださったいう実感があったので、母に相談しました。
 母は、「保険で入れるかぶせ物やつめ物には、粗悪で有害な物質が含まれている場合もあるそうだから、お金を出してあげるから、先生がご提案してくださった通り、金冠にしたら。」と言うので、素直に金冠を入れてもらいました。
 とても快適な噛み心地ではあったけど、笑った時に“ギラリ”と見える金の歯がおばあちゃんみたいで、とても気になりました。
 そこで、先生に相談して、自費の真っ白な“オールセラミッククラウン”に変えてもらうことに。
 こんなことなら、はじめからオールセラミッククラウンを提案して欲しかったし、もっと自分で調べおけば良かったと、とても後悔しました。
 オールセラミッククラウンを入れて、既に10年が経過しましたが、全く何の問題も無く快適に綺麗な白さを保って機能してくれています。
 知識は財産と言いますが、本当にその通りだと身をもって経験した出来事でした。

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